ドイツスーパー図鑑

スーパーマーケット天国、ドイツのスーパー完全ガイド。

ドイツには日本が誇る天下のコンビニのようなものは存在しないのですが、ドイツにおけるスーパーは、日本でいうコンビニのような役割も果たしています。(もちろん24時間営業ではありませんが)

東京を歩けば5分に1回コンビニを見つけられるのと同様に、ドイツでは大型スーパーから小型のものまで、街のあらゆる所で様々なスーパーを発見できると思います。そんなドイツのスーパーマーケットの文化を見ていきましょう。


ドイツの物価

ドイツの物価、とりわけ生鮮食品の物価はすこぶる安いです。スーパーで20€も払えば3日分のご飯くらいは余裕で購入できると思います。

軽減税率や農家に対する国の支援、EU内の強力な生産流通のネットワークによって、生鮮食品の物価上昇をコントロールしていることが理由にあるのですが、野菜や果物、肉や乳製品に至るまで、日本の一般的なスーパーの3分の1から半額位の値段です。

スイスなどの物価が高い地域に住んでいる人は、ドイツとの国境付近に住み買い物は車でドイツのスーパーまで行く、などの話を聞いたことがあるのではないでしょうか。


スーパーの種類

高級スーパー

全体的なお値段の設定が高めです。通常のスーパーに比べて、品揃えが豊富で、新鮮な食材が手に入ります。BIO商品はもちろん、地元で生産された地産商品や、通常のスーパーでは見かけないような、珍しい野菜なども手に入れることができるため、食事に気を使っている方や、ベジタリアン、ウィーガンなどに対応した商品も豊富です。日本の成城石井や紀伊国屋のような全てのものが高級で輸入品が多い、という訳ではありませんが、陳列もきれいで見やすく、店内も清潔で筆者の感覚では店員さんも優しいことが多いです。笑

ディスカウントスーパー

お値段勝負、とにかく安いです。広告の品でなくても、こんなに安くていいの?と疑問に思ってしまうくらい安いです。野菜や果物もをきちんと選べばきれいなものが購入できますが、時折腐ってたなんて商品に当たることもあります。店内の清潔さや陳列の見やすさなどは高級スーパーには劣りますが、牛乳や卵、基本のお野菜は非常にお値打ちで、家計の支えになること間違いなしです。店員さんは優しくない場合も多いですが、とにかくお値段が安いのでお得にお買い物したい人におすすめです。

大型スーパー

生鮮食品から洋服、ガーデニング用品、自転車までなんでも売ってる大型スーパーです。お値段は安いものから高級品まで、とにかく大型なのでなんでもござれのスーパーです。二階建てや大きな駐車場を完備してることも少なくありません。大体の日用品は揃うので、一気に買い物を済ませたい人には便利です。

BIO専門スーパー

その名の通り、BIOの商品のみを販売しているスーパーです。BIOマークとはヨーロッパで使用される指標で、その食品や製品が有機栽培、無添加、オーガニックであることを証明するのマークです。ドイツでは食品のみならず、洋服や化粧品に至るまで様々な場面で見つけることができると思います。BIO専門スーパーでは、健康志向な人をターゲットにしているせいか、健康食品の一部として豆腐などの大豆製品が比較的簡単に手に入るため、日本人にとっては穴場スーパーでもあります。


高級スーパー

©EDEKA

EDEKA(エデカ)

ドイツで一番大きいスーパーの会社、EDEKAグループが運営する高級スーパー。新鮮な野菜や果物のに加え、日本種の野菜や果物など珍しいものも見つけることができます。陳列がきれいで見やすく、店内も清潔、健康志向や少し高くても良いものが買いたい人におすすめのスーパーです。

©REWE

REWE(レーヴェ)

REWEグループが運営する高級スーパー。先述のEDEKAと比較すると、お安い商品の展開もありますが、同様に新鮮な食品ももちろん手に入ります。「Ja!」というREWEのプライベートブランドの商品展開が豊富、かつお手頃なので、バランス型のスーパーです。


ディスカウントスーパー

©Lidl

Lidl(リドル)

Schwartzグループが運営するディスカウントスーパー。世界32か国で11,200店舗、ドイツ国内では3,200店舗以上を展開する超巨大スーパーグループの一つです。ドイツで40年以上の歴史を持ち、「良いものを、適正価格で」がモットー。ディスカウントスーパーの中で最も人気のスーパーです。

©Aldi-Nord

Aldi Nord(アルディノード)

1913年、エッセン州にあった小さな商店が始まりの会社です。両親が運営していたその商店を、息子である二人の兄弟が受け継ぎ、スーパーマーケットへと成長させました。Nordとはドイツ語で”北”を指し、その名の通りドイツの北東部に支店を展開しています。

©ALDI SÜD

Aldi Süd(アルディズート)

ALDIの創業者である兄弟二人が1961年にそれぞれ独立をして、全く違う会社としてスタートさせたスーパーです。名前が一緒なのは元々一つの会社だったためです。SÜDはドイツ語で”南”を指し、ドイツの南西部に支店を展開する、ディスカウントスーパーです。

©Netto

Netto(ネットー)

1928年にレーゲンスブルクで誕生した小さな商店が始まりの会社です。ドイツ国内に4000店舗以上を展開しています。高級スーパーのEDEKAグループがディスカウントスーパーのチェーン展開を目的にグループ傘下に買収したため、今後更に大きくなることが予測されています。

Penny(ペニー)

高級スーパーのREWEグループの傘下で、REWEのディスカウントスーパーとして店舗を展開しています。PENNYのプライベートブランドの種類も豊富でお値段も安いので、ほかのスーパーにないものを低価格で見つけることができます。”Taste of ASIA”シリーズではアジアの調味料や缶詰などが低価格で販売されているので、一度試してみる価値ありです。

©NORMA

Norma(ノルマ)

ドイツ国内の1300店舗以上を展開するスーパー。近年ではフランスやチェコ、オーストリアまで事業を拡大しています。筆者も学生時代大変お世話になった激安ディスカウントスーパーの一つです。


大型スーパー

©Real

Real(レアル)

大型スーパーの中でも特に、生鮮食品以外の品揃えが豊富なスーパーです。食器や洋服、靴に至るまで必要なものはすべて揃います。全体的にお値段もお安めですが、質はお値段なりという感じです。飲み物の種類も豊富なのでパーティー前の買い出しにもってこいのスーパーです。

©Schwartz

Kaufland(カウフランド)

Lidlと同じ、Schwarzグループの傘下で、ドイツ国内に1300店舗を展開しています。生鮮食品から日用品まで品揃えは豊富ですが、高級スーパーと比較すると野菜や果物の新鮮さは劣るという感じです。日本でいうミスターマックスのようなお店です。

©Famila

Famila(ファミラ)

北ドイツを中心に店舗を展開している大型スーパーです。郊外あることが多いため広大な駐車場や広い店内が特徴です。生鮮食品から洋服、おもちゃまで日用品の買い出しにおすすめです。お値段はディスカウントスーパーより少しお高めですが、品揃えが豊富で何より広いのでお買い物がしやすいと思います。


BIO専門スーパー

©ALNATURA

ALNATURA(アルナテュラ)

1984年に創業された、BIO商品専門のスーパーです。BIO商品自体が、通常の商品に比べて割高ですが、ALNATURE独自のプライベートブランド商品が豊富で、通常のBIO商品よりもお手頃にBIO商品を購入することができます。化粧品コーナーも充実してるので、オーガニック化粧品に興味のある方にもおすすめです。


まとめ

ドイツのスーパーは、思ったより奥が深いですね。

異国のスーパーは見て廻るだけも楽しいものですので、旅行の時に参考にしてみてくださいね。ちなみに、スーパーができる前に食品を購入したりできる個人営業の小さな商店をドイツ語では

「Tante Emma Laden(エマおばさんのお店)」と比喩します。

エマおばさんって誰やねん、と思いますが、言語にも文化が垣間見えますね。

「ドイツスーパー図鑑」への2件のフィードバック

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